学校

子供の英語力の変化

ネパールに来て1年半経過しました。
先日、子供の先生と保護者面談があり、先生から「英語がかなり上達していて、休み時間もお友達と楽しそうに会話をしています」と言っていただきました。
確かに最近、「ママ、breadにpeanut butterぬってちょうだい」という、ルー大柴みたいに英語と日本語がごちゃ混ぜになっており、英語の方が先に出てくる単語もあるようで、来たばかりの時と比べると上達したなと感じます。

子供の英語力の上達には学校側のサポートがあったからなのですが、どのようなサポートだったのか、子供の英語力がどんな感じで上達していったのか、我が子の場合を綴ってみたいと思います。

渡航前の子供の英語力

渡航時、子供は小2でした。習い事で英語を習ったことはなく、アルファベットは一応全部言える、数字は1~10までは言える程度で、「ほとんど話せません」というレベルでした。

インターでのEAL

ありがたいことに子供が編入したインターにはEAL(English as an Additional Language)という、英語を母国語としない人向けのプログラムがあります。クラスの皆が英語の授業(日本でいう国語の授業)のときに、子供は別のクラスに行き、マンツーマンでEALの授業を受けています。
毎週テーマがあり、今週は「数字」、別の週は「感情」などなど。
「感情」のクラスではニコニコした顔の男の子の絵を見せて「He is happy」。そして大勢の人がニコニコしている絵を見せて「They are happy」と主語によって動詞が変わることも少しずつ教わっているようでした。

また、同時にフォニックスも教わっていました。
フォニックスとは、発音と文字の関係性を学ぶ音声学習法で、もともと英語圏の子どもたちに読み書きを教えるために開発されたものです。
英語の綴りと発音には一定の規則性があり、アルファベット毎の発音を学ぶことで、知らない単語でも、耳で聞いただけでスペリングがある程度書けるようになり、英語圏の子供達は小さい頃からこの方法で英語を習ってきています。
学校では毎週本を借りてきて、それを音読する宿題があるのですが、フォニックスを習っているおかげで、知らない単語でも規則に従ってある程度読めるようになっていきました。

語学の成長曲線

語学って、習ってもすぐには話せるようにはならないんですよね(涙)。
イメージはこんな感じなのですが、

実際はこんな感じ。

なかなか芽が出ないというかなんというか。

最初の1年はなかなか英語で話すことができず、それでも友達と話したいことがあるときは絵を描いて伝えようとしていたみたいです。
時間の経過とともに友達や先生の言っていることが少しずつ分かってきたみたいで、こちらに来て1年経った頃から「友達に『クラブ何にする』って聞きたいんだけど英語で何て言うの?」という感じで、英語でなんと言ったらいいか私に聞いてくることが多くなってきました。

また、学校では林間学校が毎年あるのですが、それが小3なのに3泊4日とか長いんですよ。親と離れて24時間ずっと英語という環境を乗り越えたというのも本人にとって自信になったようで、林間学校から帰ってきてからかなり積極的になってきたような感じがします。

仲の良い友達ができたというもの大きいです。最近は誕生日パーティに呼んでもらったり休日に友人達とプレイデートをするようになりました。私のスマホを使って友人達とテキストメッセージのやり取りをして、場所や時間を決めて我が家に来てもらったこともありました。自分の打ったメッセージを友達が読んで、理解してくれたから友達と遊ぶことができたというのが自信につながっているようです。スマホには推測機能があるのでスペルミスも防げますしね(笑)。

外国に住んだらすぐに外国語がペラペラ話せるようになるわけではないけれども、愚直に努力していればそれなりには話せるようにはなりますね。
また折を見て子供の英語力のことについてはお話ししていきます。